一人暮らしの間取りの選び方

一人暮らしを始めるうえでの超重要事項、それが間取り選びです!
一度引っ越しをすると大体2年ほど同じ部屋に住むと言われています。
軽い気持ちで部屋を決めてしまうと、2年間も「なんか違う……」「家賃が高い割に住みづらい……」ともやもやした気持ちを抱えてしまうので、ぜひ本記事を「適切な間取りの選び方」として活用してください。
本記事では間取り選びのコツ、おすすめの間取りの解説を行い、最後に各間取りのメリット・デメリットをまとめます!
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この記事でわかること
- 自分にあった間取りの選び方
- 各間取りのメリット・デメリット
- 間取りを選ぶ際の注意点
一人暮らし向けの間取りとは
一般的に「一人暮らし向けの間取り」と呼ばれている間取りを家賃の安い順で並べると以下の通りです。
- 1R
- 1K
- 1DK
- 1LDK
一般的には1LDKまでが一人暮らしの間取りと言われますが、本記事では2LDKまで解説します。
というのも、最近では、結婚をしない人生を選択する男女も増えてきているため、一人暮らしとしては広めな間取りを選ぶ人も増えていますし、地域によっては1LDKよりも2Kのほうがかなり家賃が安いなんてこともあります。
一人暮らしでもっとも多い間取りは1R、1K
家賃は家計を思いっきり圧迫するものなので、学生や30代前半までの社会人だと、1R、1Kの最も小さい間取りを選ぶ傾向にあります。
東京では1R、1Kでも7万円程度するため、なかなか広い間取りは選びづらいです。
家賃は押さえたいけれど、広い部屋に住みたい!と言う方におすすめの間取りは後ほど解説します。
一人暮らしの理想の間取り
一般的には1LDKが一人暮らしに理想的な間取りと言われています。
しかし、1LDKの家賃は高いですし、結局のところ「理想の間取り」というのは個人のライフスタイル次第なので、「1Rでも広すぎる」と言う人もいれば、「2LDKでも狭いくらい」と感じる人もいます。よって、絶対の正解と言うのはないんです。
重要なのは、「安いから1R!」「お金があるから1LDK!」ではなく、各間取りのメリット・デメリットを抑えたうえで、「自分に最適な間取りはどれか」を選ぶことです。
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一人暮らしにおすすめの間取りは1R、1K
1R、1Kのメリット・デメリット
1R、1Kのメリット
- 家賃が安い
1R、1Kのデメリット
- 部屋が狭い
1R、1Kのメリットはなんといっても家賃が安い!東京なら1LDKとの価格差は3万円以上になることもあります。
満足のいく広さを確保したいなら1R、1Kは「はっきり言って手狭」です。
1R、1Kの違い
1Rと1Kの違いは、1部屋(ワンルーム)か、1部屋とキッチンの2スペースかの違いです。
キッチンと部屋が物理的に分割されているのが1Kということ。
注意してもらいたいのが、1Rはキッチンと居住スペースを合わせて1部屋とカウントされるので、同じ6畳の部屋なら1Rのほうが狭いです。
1Rで6畳だと、一人暮らしでもかなり手狭に感じるので注意しましょう。内見の際は家具の配置をしっかりイメージしておくのがおすすめです。
ドアがないだけでこんなにも違う!
1Rと1Kの差はキッチンと生活スペースがドアで区切られているかどうかですが、たったこれだけでも大きな違いがあります。
1Rのデメリット
- 玄関を開けると部屋の中が丸見え
- 料理したときの匂いが部屋に入る
- 冷蔵庫の音が気になる
よく言われるのが料理の臭いが籠りやすく、クローゼットなどがない物件では服に臭いがついたりすることも。
個人的には冷蔵庫の音はすっごい気になった。
1Rの物件なら、キッチンと部屋の間にカーテンや暖簾をひくことで臭いを軽減するのがおすすめです。
結局どちらかがいいかと言う話ですが、ここに書いている1Rのデメリットと家賃を天秤にかけることになります。
東京なら1Rと1Kは1万円くらい家賃相場が違うのです。
ただし、単純に家賃だけで選ぶのであれば、実は2Kがかなり安い場合があるので後述する2Kの項目をぜひ確認してください。
1R、1Kに住む場合の対策
この2部屋は物理的に部屋が狭いので、対策としては2つあります。
物理的にスペースを確保する方法は、ベッドではなく布団で生活するというもの。
寝るとき以外は畳んでおけば、6畳ワンルームでもひろびろです。
難点は毎朝布団を畳むのが面倒と言う点のみ。面倒だからと布団を上げるのをさぼると、布団の裏がカビてしまうので注意です。(僕はかびさせてしまったことがあります)
私自身も今では布団派になりましたが、楽で楽で仕方がないですね。
初期投資も少なくて済みますし、引っ越しの時も楽で安く済みますのでおすすめです。
もう一つの方法は、部屋を広く見えるようなレイアウトにするというものです。
1R、1Kのレイアウトについてはこちらの記事で解説しています。
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1DK、2DKの間取りは注意が必要
DKとはなんぞや
KやらDKやらLDKやらは、すべてキッチン部分のことを指しています。
K | キッチン = 台所 |
---|---|
DK | ダイニング・キッチン = 台所+食堂 |
LDK | リビング・ダイニング・キッチン = キッチン+食堂+部屋 |
ようするに、DKの場合は、台所という調理場と、ご飯を食べるテーブルなどを置くスペースが一緒になっている部屋のこと。
1LDKなら、そこに通常の部屋としての機能。例えば、ソファーやテレビなどを置いてくつろげるような広さの居住スペースを兼ねていることがポイントです。
ちなみに、広さの定義ですが、「公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会」さんでは以下のように定義されています。
居室(寝室数) | DK | LDK |
1部屋 | 4.5畳 | 8畳 |
2部屋 | 6畳以上 | 10畳以上 |
データ引用元:公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会
部屋数によってダイニングキッチンやリビングダイニングキッチンと呼べる広さが変ってくるということです。
1DK、2DKのメリット・デメリット
1Dk、2DKのメリット
- 食堂ができるため、生活スペースが分けられる
- キッチンが広々
1Dk、2DKのデメリット
- 家賃が割高
なんといってもキッチンの広さが特徴です。
一方、1R、1Kに比べて家賃が高く、キッチンの広さにお金を払えるかと言うのが1DK、2DK選びのポイントです。
DKの間取りの注意点
1R、1Kにくらべて1DKは2万円ほど家賃相場が高い場合が多いです。
そして1R、1Kに比べて1DKの違いというのは、4.5畳以上、8畳未満のキッチン+食堂がついてくるのですが、正直狭すぎてあまりつかいずらいと私は思いました。
以下の画像が6畳のDKです。

https://roomclip.jp/photo/Zy0t
キッチンを兼ねているため、6畳でも実際に使えるスペースとしては狭くて、本当に食堂としてしか利用することができません。
1DKで家賃が安い物件であれば良いですが、数万円足してこのスペースを借りる価値があると思えるかどうかは人それぞれです。
2DKでも6畳のDKであれば同様ですが、私が住んでみた感覚ではDK部分が8畳あると印象が180度かわります。
8畳以上であれば、ソファーやテレビなどを置くスペースができ、立派にリビングとして機能するため、体感では2LDKと遜色ない間取りへと生まれ変わります。
各間取りの詳細は以下の記事で解説しています。
2DKの一人暮らしのポイントはダイニングキッチンの使い方にあります! 家賃相場から、2DKのメリットデメリット、ダイニン ... 一人暮らしで1DKの部屋を探している人はちょっと待った! 1DKの物件がおすすめできない理由についてまとめましたので、1 ...一人暮らしで2DKに住むなら知っておきたいこと【画像付きで解説】
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一人暮らしで穴場の間取りは2K
2Kのメリット・デメリット
2Kのメリット
- 2部屋を用途ごとに使い分けて、生活にメリハリがでる
- 一人暮らしなら十分な広さ
- 来客時に寝室が見られない
2Kのデメリット
- キッチンは狭い
- 間取りとエアコンの位置によっては空調が効かない部屋がある
- 築年数が古い物件が多い
かなり穴場の間取りで、なんといっても部屋の広さと家賃相場のバランスがグッドです。
なぜ家賃相場が安いかというと、2Kは昔流行った間取りで今は人気が低く、新しく建てることが少ないのです。
家賃相場が安い秘密は築年数が古い物件が多いためなので、築年数が気になる方は注意が必要です。
2Kはどれくらい家賃が安いのか
ざっくり東京都中野区の相場を表にしてみました。
1R | 6.35万円 |
---|---|
1K | 6.88万円 |
1DK | 8.42万円 |
1LDK | 11.46万円 |
2K | 6.76万円 |
2DK | 9.23万円 |
2Kの相場が1K、1DKを下回っていることがわかると思います。
東京都全体を見ても、大体1DKと2Kは同じ、もしくは少し安いくらいの価格相場でした。
1R、1Kでは広さが足りない、でも家賃は安く済ませたいという方にはおすすめの間取りです。
詳細は以下の記事で解説しています!
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一人暮らしには贅沢な間取りの2LDK
2LDKのメリット・デメリット
2LDKのメリット
- 趣味や仕事部屋に丸々一部屋使える
- ファミリー向けの間取りなので、隣人トラブルは比較的起こりにくい
- 生活の満足度が高い
2LDKのデメリット
- 家賃が高い
- 一人暮らしには広すぎるので人によってはスペースを持て余す
僕自身は2LDKに住んだことはありませんが、友人が現在も2LDKの賃貸に住んでいるので話を聞いてきました。
メリットとしてあげているのは、趣味に部屋を丸々使えるからとのこと。
ただし、多くの人にとっては2LDKで一人暮らしはスペースが余り過ぎるという点と、家賃がとてつもなく高いという点が大きなデメリットです。
詳細はこちらの記事で解説しています。
2LDKといえば家族持ちの人が住むイメージがありますが、実は一人暮らしで2LDKを住む人が増えてきています。 そして、一 ...【贅沢?】一人暮らしで2LDKに住むメリットデメリット
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快適な一人暮らしなら1LDKの間取り
1LDKのメリット・デメリット
1LDKのメリット
- 生活にメリハリが出る
- 一人暮らしにはすべてがちょうどいい広さ(狭すぎず、広すぎない)
- 同棲にもちょうどいい
1LDKのデメリット
- 家賃が高い
キングオブ一人暮らしの1LDK。収入面に問題がなければ、大抵の人が1LDKを選ぶことでしょう。
なんといっても何をするにもバランスが良く適度な広さです。
1LDKを超えると、逆にスペースを持て余しがちなので1LDKくらいがちょうどいいと思います。
1LDKの対策
間取りの中でダントツの人気を誇るため、その分家賃が非常に高いです。そのため、家賃相場の低い地域で物件を探すのも考慮しましょう。
東京の家賃が安い地域や、千葉や埼玉などのベッドタウンであれば1LDKでも6万円前後の物件があります。
なお、東京23区だと最低でも10万円から……
1LDKの詳細はこちら。
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間取り選びの注意点
家賃のような固定費を選ぶ際は、かならず自分の年収に適切な価格を知るのをおすすめします。
以下の記事で年収、手取り別で解説しているので、まだ間取りを決めかねている方は参考にしてみてください。
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東京の一人暮らしにおける適切な家賃を徹底解説!
東京で一人暮らしをする第一歩として、自分の収入に合わせた適切な家賃相場を知ることが重要です! 自分の身の丈に合わない家賃 ...
一人暮らしにおすすめの間取りまとめ
家賃をとにかく安く済ませたいなら1Rです。少し余力があるのであれば1Kの間取りで決まりです!(個人的には1Kがおすすめ)
1LDKなどの広い間取りに住みたいなら、千葉や埼玉などの東京のベッドタウンならかなり家賃を抑えることができます。
また、築年数をあまり気にしなければ、2K、2DKあたりは人気がないため、部屋数の割には家賃が安くおすすめです。
自分で部屋探しをすると、「自分の勤務地に近い安い穴場の地域を見逃したり」、「住んでみたら治安が悪かったり」します。
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