物件選びで知らないと損をする「都市ガス」と「プロパンガス」についてまとめました。
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都市ガスとプロパンガスの違い
プロパンガス | 都市ガス | |
料金 | 高い | 安い |
災害時の復旧 | 早い | 遅い |
安全性 | 高 | 中 |
結論から言えば、料金を一番重要視するのであれば間違いなく「都市ガス」です。
プロパンガスは災害の復旧時に早いというメリットがあります。年間の事故発生件数も都市ガスに比べて少ないようです。
といっても、異常に多いというわけではないですが、安全面が気になる方はプロパンを選びましょう。
ただし、プロパンガスの料金は業者によって異なるため、異常にガス代が高い物件も存在します。
※理由は後述
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具体的な価格差
平均的な一ヶ月の使用量は5㎥、請求額は4,505円
節約のポイントを知る前にまずは、一人暮らしの平均的な使用量と請求額を確認してみましょう。
まず、年間を通しての一人暮らしの毎月の平均使用量は5㎥、平均請求額は4,505円です。
次に、夏(7月〜9月)と冬(12月〜2月)では使用量に差があるため別々に見てみると、 夏の平均使用量は3㎥、平均請求額は3,459円、 冬の平均使用量は7㎥、平均請求額は5,551円となっています。
引用元:プロパンガス消費者センター http://lpg-c.net/tops/article/living-alone
プロパンガスは業者によって料金が変わりますが、平均的な料金で都市ガスと比較してみます。
プロパンガス | 都市ガス | 差額 | |
年間平均 | 4,505円 | 2,304円 | 2,201円 |
夏の平均 | 3,459円 | 1,680円 | 2,825円 |
冬の平均 | 5,551円 | 2,928円 | 1,577円 |
※プロパンから都市ガスの料金変換は、TOKYO GASさんのシミュレーションで計算しています。
プロパンは基本料金が割高な分、使用量が少ないときに値段の高さが目立ちます。
高々月2,000円?と思うかもしれませんが、プロパンガスは業者によって値段が様々であるという点に注意です。
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プロパンガスの料金が異常に高い場合
賃貸の場合、ガス会社側でガスの設備類を無償で提供し、その分入居者が払うガスの単価が値上げされている場合があります。
私はプロパンガスの料金が異常に高かった物件で、風呂は週2、残りの日はシャワーという生活をしていましたが、4,000くらいとられました。
当時の請求書が残っていたので見てみたら3㎥で4,298円でした。前述したプロパンガスの平均よりも約800円高いですね。しかもこの後さらに値上げされましたし。
持ち家であればガス会社をかえることができますが、賃貸の場合は変更するのは現実的ではない(大家に権利がある)ので、プロパンガスの場合は、あらかじめ物件で契約しているガス会社を確認したほうが良いと思います。
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料金を安くする方法
経験上、料理での節約はあまり効果はないと思います。
実質ガス代のほとんどがお風呂場で使用されています。一人暮らしであればシャワーなどで済ませば節約になりますが、これは短時間で済ませる人だけです。普通にシャワーを浴びる分であれば、それほど価格差はないと思います。
ストレスにならずに節約できる点として、お風呂の温度設定を下げておく(37度くらい)のがパフォーマンスが高いと思います。
私の場合、一人暮らしをはじめた当初はシャワーで問題ないと思っていましたが、湯船に浸からないと疲れがとれない感じがあったので、なるべくお風呂に入るようにしています。
ここで節約するなら物件選びの時に都市ガスを選んだほうが良いかと。
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まとめ
私はプロパンガスにトラウマがありますが、プロパンガス=悪ではありません。
ただし、まともな料金のガス会社であっても、プロパンガスのほうが値段が高い傾向にあるため、物件選びの際に都市ガスの物件のほうが一見家賃が高くても、生活費で見るとガス代で逆転する場合があるということは覚えておいて損はないと思います。
[box01 title="まとめ"]
- 価格なら都市ガス(2,000円くらい価格差あり)
- 安全面ならプロパンガス
- プロパンガスの物件なら、事前に物件で契約しているガス会社を確認
- 無理なくできる節約はお風呂の温度設定を下げること
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