部屋探しでは避けて通れない内見。ポイントをしっかり押さえてないと、住み始めてから「失敗した!」となります。(経験談)
内見時に気づけなかったために、また引っ越しをせざるを得なくなってしまったり、退去時に敷金から納得のいかない額を引かれてしまったりなんてことも。
トラブルを事前に防ぐためには内見時にしっかりと確認することが重要です!
Contents
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内見の事前準備
内見をするにあたって、事前準備するべきものはそれほどありません。
不動産屋に物件を案内してもらうのであれば、図面やスリッパは不動産屋で用意してくれることがほとんど。
不動産屋が用意してくれないものとして、いくつか僕のおすすめをご紹介します。
懐中電灯
内見時、物件に電気が通っていないことがけっこうあります。
日当たりがあまりよくない物件では部屋が薄暗くてまともに見れたものではありません。
日当たりが良い物件を探す場合でも、1日で物件をいくつか回る場合、夕方の日が落ちてから内見になることもしばしば。
一応スマホのライトでも代用できますが、できればしっかりした懐中電灯を忍ばせて置いたほうが良いでしょう。
実際にスマホのライトで内見したことが何度かありますが、まともに見れたものじゃないです。
メジャー
初めての一人暮らしで、家具も家電もまだ購入していなければ問題ありませんが、家具家電が物件に搬入できるかメジャーで測ることをおすすめします。
特に冷蔵庫は注意
設置場所のチェックはすると思いますが、重要なのは玄関やドアの幅が入るかどうかです。
一人暮らし用の賃貸物件では、通路が狭くなっていたりするので、一般家庭で利用するような大きい冷蔵庫は通らない場合もあります。
まだ家電を持っていないという場合でも、料理好きで一人暮らし用の冷蔵庫のサイズじゃ物足りないという方も、物件側で事前にチェックしたほうが良いでしょう。
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内見ポイント26選
ブレーカー
内見時にアンペアについて聞いてみましょう。
一人暮らしのアンペアの目安は30Aで十分と言われています。それ未満だと、割と普通に使っていてもブレーカーが落ちることがあるので注意です。
冷蔵庫
(450Lクラス) 2.5A
電子レンジ
(30Lクラス) 15A
テレビ 液晶42型 2.1A
プラズマ42型 4.9A
ヘアードライヤー 12A引用元:TEPCO
冷蔵庫やテレビ、ドライヤーを合わせると約17A~20A程度使用するので、いかに落ちやすいかがわかると思います。
逆にアンペア数が高すぎると、月々料金が数百円かわってきます。
30Aを目安に内見時に確認しましょう。アンペアブレーカーのスイッチの下に数字で記載されています。
共有部分に張り紙がないか
共有部分に張り紙がしてある場合は要注意です。「ゴミ捨てルールを守りましょう」なんて書いてあれば、ルールを守れない入居者がいるから張られている可能性が高いです。
ゴミ捨て場
ゴミ捨て場にゴミが散乱していたり、内見時に回収されていないゴミが置いてあったりする場合も、ルールを守れない入居者がいることがわかるサインです。
自分から言わなければ、ごみ捨て場まで不動産屋が案内してくれることはない(僕の経験ではない)ので、必ず見ておきましょう。
ちなみに、自分の住んでる物件と、道路を挟んで向かい側にゴミ捨て場がある物件も見たことがあります。絶対住んだらゴミ出しだるいと思う。
プロパンガス
プロパンガスの物件には要注意です。
プロパンの場合は価格が自由に設定できるため、価格の高い業者と契約している物件ではガス代がめちゃくちゃ高い。
僕の経験談ですが、風呂は週2、残りはシャワーでざっとすまし、ガス代を節約しようと頑張っていたことがありますが、4000円取られました。
普通に一人暮らしをした場合の都市ガスの料金は2000円ちょっとが相場なので、この圧倒的な値段の高さがわかると思います。
賃貸物件の場合は、ガス会社をかえるのはオーナーの許可が必要であり実質不可能ですので、可能であれば都市ガスを選ぶことをお勧めします。
1階に飲食店があるか
マンションの1階部分が飲食店であれば例の虫が出やすいので注意しましょう。
変な臭いがしないか
下水やたばこの臭いがする物件は要注意です。
内見時に少しでも変な臭いを感じたなら、ずっとその臭いと付き合っていくと思ったほうが良いでしょう。
自分が入居するときには改善されているだろうなどと思わないほうが良いです。
僕の体験談ですが、内見時に「なんか臭いしません?」なんて話したら、ハウスクリーニング前だからと説明され、結局入居後もまったく解消されていなかったことがあります。
防音性に問題はないか
内見前にわかるポイントとして、建築構造である程度防音性はきまります。
防音性が高い順で以下の通りです。
・鉄筋コンクリート(RC,SRC)
・鉄骨
・木造
また、部屋の真ん中で手をたたいて、まったく反響しなければ防音対策は不十分です。(まるまる音が壁を通り抜けてしまっている)
壁を叩いたときに、壁の裏に響く感じがあるなら防音性は低い可能性が高いです。
防音性が高い物件だと、壁を叩いてもあまり音は響きません。コッコッみたいな切れのいい感じの音がします。
網戸があるかどうか
網戸がない物件なんかもありますが、個人的には網戸なしで窓なんて開けてられない(虫的な意味で)ので、確認しています。
駐輪場、駐車場
自転車や車を使う方は、どちらもチェックしましょう。駐輪場がない物件もなかにはあります。
スマホの電波が入ること
内見時にはソファやベッドをおくであろう位置でスマホの電波のチェックを行いましょう。
部屋の中でも場所によって電波の強弱が変わる可能性があります。
ネット回線について
ネット回線はすべての物件で自由にひけるとは限りません。光回線を引けるかなどは不動産屋経由で一言確認しておいたほうがいいでしょう。
インターネット無料賃貸なんかもありますが、回線速度が遅いことがほとんどなので、速度が気になる方はむしろ避けたほうが良いかもしれません。(インターネット無料の分家賃が割高な場合も)
ディンプルシリンダー
丸いでこぼこのあるタイプの特殊な鍵で、ピッキングに時間がかかると言われています。
必須ではないですがセキュリティが高いので、女性におすすめです。
冷蔵庫や洗濯機が本当に入るか
設置場所は大抵の場合は問題ないのですが、設置するまでの搬入経路が通せないなんてことがあります。
ドアは必ずしも90度開閉するわけではないですし、突起物なんかで思ったよりも横幅を確保できないなんてことも。
そもそも一人暮らし用の冷蔵庫しか入れさせる気がない通路の幅なんてことも実際にありました。
特に、すでに家具家電をお持ちの方は、内見時に必ずメジャーで測定しましょう。
郵便受けに鍵がついているか
意外と内見時に見落としがちですが、郵便受けに鍵がついていなかったり、荷物を入れる隙間から郵便物がとりだせるような構造になっている場合は注意です。
アパートタイプで、そもそも郵便受けがドアについてる物件はチェックが不要ですが、個人的にはエントランスがある物件のほうが住みやすいですね。
中途半端に郵便物を入れていかれると、外から取り出し放題だったり、隙間から虫が入ってきたりするので。
壁の汚れ
内見の基本ですが、壁の汚れ、傷なんかはチェックしておきましょう。あまりにひどいものは入居までに修理できるか確認をします。
細かい傷なんかは入居するときに証拠として写真を撮るなどすればよいので、内見時はほどほどでよいと思います。
サッシのひずみ
これまた内見の基本ですが、立て付けが悪い物件は本当に多いです。
壁の汚れなどもそうですが、気になるものは入居前に解消してもらうように依頼をしておいたほうが良いでしょう。
カビや結露
窓の縁などを確認し、カビや結露跡がないか確認です。
特にカビを放置しているとアレルギーや病気の原因になる可能性があるので、内見の時点でカビが発生しているかは気を付けてみておいたほうが良いです。
結露自体は程度の差こそあれ発生することはあるので、定期的に拭きとるなどの対策が必要です。これがかなりめんどう。
僕は結露がひどい物件なのをわかっていたうえで部屋を選んだことがありますが、カーテンがカビてしまったことがあります。
エアコンの年式
現在ではエアコンがついている物件がほとんどですが、以下の点をチェックしましょう
- ちゃんと動作するか
- 変なにおいがないか
- 年式が古すぎないか
エアコンは入居者が自由に付け替えできるわけではないので、入居後に問題があったとしても対応してくれない場合もあります。なので、内見時に確認しておきましょう。
また、年式が古すぎる場合は、電気代が割高な可能性があるので、出来れば年式がわかるとgoodです。
15年前のエアコン消費電力は1080W1時間あたりの電気代は29.16円10年前のエアコン消費電力は755W1時間あたりの電気代は20.39円最新のエアコン消費電力は605W1時間あたりの電気代は16.34円
引用元:エネチェンジ
最新エアコンと比較すると、15年前のエアコンは1時間あたりの料金が倍くらいかかります。なので、出来れば年式が10年以内のものがおすすめです。
日当たり
周辺に高い建物がないかチェックをしましょう。
問題がなければ次にベランダの向きを確認します。スマホアプリで方角を図ることもできますが、僕はいつも不動産屋に聞いています。
方角によって日当たりが大きく変わるのがポイントです。ざっくりまとめると以下のようなイメージです。
- 東向き:午前中が日当たりがよく、午後に暗くなる。
- 西向き:午前中は暗く、午後に日当たりが良くなる。
- 南向き:午前も午後も日当たりが良い。
- 北向き:日当たりが悪い
これはライフスタイルによって選んで良いです。
僕は部屋干し派なのであまり日当たりがよくなくても問題ありませんが、天日干しする人は少しを考えてみたほうが良いかもしれません。
東向き、西向きの場合は、干すタイミングが決められてしまう点に注意しましょう。
コンセント、LANの位置
内見時にざっくり家具のレイアウトをイメージして、コンセントやLANの位置に問題がないか確認します。
LANに関してはWi-fiを使うならあまり意識しなくて大丈夫です。
なお、子供がいたり、ペットを飼っている場合は、なるべく延長ケーブルやLANケーブルが長くなり過ぎないようにしたほうが良いでしょう。
コンロ
コンロが備え付けられていない物件もありますが、個人的には備え付けられていない物件はNG。なぜなら買うのが面倒だからです。
サイズもそうですが、都市ガスやプロパンガスによってもコンロは代えなければなりません。次に引っ越すことを考えても、引っ越し先に備え付けられていたら邪魔になります。
コンロに関しては自分で買うメリットは限りなく低い物だと思っていますね。
トイレ
僕は見たことはありませんが、タンクの中がカビている場合があるそうなので、内見時にタンクの中をチェックしています。
もし見つけたら、入居までに清掃してもらうか別な物件を探しましょう。
トイレの収納の位置
体験談ですが、トイレの収納がめちゃくちゃ高い位置にあったということがありました。175センチの僕が背伸びでなんとかトイレットペーパーを置けるくらいの高さです。
いやーこんなことあるんだなぁと驚きましたね。そこまでチェックしていませんでした。
すべての収納に言えることですが、内見の際に、実際に自分が使用するときのことをイメージして開閉してみるのが重要なポイントです。
シャワーの水圧
シャワーの水圧は物件によってわりとまちまちな印象ですね。不動産屋がOKな場合は実際に出して確かめてみましょう。
周辺の施設
個人的に以下の施設が周辺にあると便利です。
- スーパー
- コンビニ
- ドラッグストア
- 100円ショップ
また、交番や病院の位置も知っていると良いと思います。
交番は治安的な理由ですね。病院はいざ病気になったとき、一人暮らしはすべて自力でなんとかしなければならないので、遠いのはしんどい。
宅配ボックス
これはマジで便利なので、備え付けられている物件は個人的にあたりです。
暗証番号付きの共有ボックスに自分あての荷物を入れておいてくれるという代物。社会人だと荷物をなかなか受け取れないことが多いので大変便利。
僕は初めての一人暮らしの時に、自分あての荷物が隣の物件の宅配ボックスにはいったまま1ヵ月たっていたということがありました。
回線業者「〇〇さん宛のお荷物なんですが、宅配業者が間違えて隣の宅配ボックスに入れちゃったらしいんです……」
ぼく 「あぁそうなんですか。どうしたらよいですか?」
回線業者 「歩いて100メートルくらいにあるマンションなんですけど……取りに行ってもらってもいいですか?」
ぼく 「えっ……僕が他の物件の宅配ボックス開けちゃっていいんです?」
回線業者 「はい。暗証番号は〇〇〇〇です」
ぼく 「わかりました。ちなみにいつ頃届けたんです?」
回線業者 「一ヵ月前です……」
ぼく 「!?」
経緯を説明しますと、回線業者と契約した時に「開通工事が1月後になる」と言われ、一時的にWifiのモバイルルータを借りるという話になりました。
で、その後「一ヵ月後って言ったけど、やっぱり1週間後にできるよ!」って言われたので「じゃあモバイルルータはキャンセルしといてください」って言ったんですよ。
それが、キャンセルしたのに回線業者側の手違いで送られていて、それが宅配業者の手違いで隣のマンションの宅配ボックスに入れられて、僕はキャンセルしたから荷物が配送されたことすら知らなくて
結果、手元にすら届いていない1ヵ月分のモバイルルータの使用料金を取られた。
(電話でキャンセルしたので回線業者側でキャンセル歴が残っていなかった)
もうなにもかもガバガバすぎてわらった。
そして、この時に初めて宅配ボックスなるものを知りました。